Docker for Windowsでコンテナイメージの置き場所を変える
覚え書き。 Docker for Windowsで、コンテナイメージとかの置き場所を変更するにはどうするか。
- Windowsコンテナの置き場所を変更する
- Linuxコンテナの置き場所を変更する
- 参考
Windowsコンテナの置き場所を変更する
構成ファイルの"graph"設定で指定する。 例えば、置き場所を"D:\Docker"にするには、 構成ファイルに以下のエントリを追加する。
{
... ,
"graph": "D:\\Docker"
}
構成ファイルを編集するには、以下の方法がある。
- 構成ファイルを直接編集する。構成ファイルのパスは"C:\ProgramData\Docker\config\daemon.json"。
- Docker for Windowsの設定GUIから編集する。設定GUIの「Deamon」で「Advanced」をオンにすると、構成を編集することができる。
Linuxコンテナの置き場所を変更する
LinuxコンテナはHyper-VのVMの中で動く。 Docker for Windowsの稼働中にHyper-Vマネージャーを見ると、 "MobyLinuxVM"という名前のVMが動いているはず。 で、LinuxコンテナのイメージとかはこのVMの中に格納されるらしい。
というわけで、 Linuxコンテナのイメージの置き場所を変更するには、 "MobyLinuxVM"の仮想ディスクファイル(VHD)の置き場所を変えるということになる。
"MobyLinuxVM"はHyper-Vの設定に従ってDocker for Windowsが勝手に作成するので、 それはつまり、Hyper-Vの設定の「仮想ハードディスクのファイルを保存するための既定のフォルダー」を変更するということになる。
ちなみに、以下の手順を行うと、
- Docker for Windowsを停止させる。
- "MobyLinuxVM"の仮想ディスクファイルを削除する。
- Docker for Windowsを再起動する。("MobyLinuxVM"の仮想ディスクが再作成される)
- docker imagesを実行する。
pullしていたLinuxコンテナイメージがリストアップされなくなったので、 確かにLinuxコンテナイメージは"MobyLinuxVM"の中にあるみたい。
参考
あちこちに似たようなQAがあるけど、 以下が一番直接的だった。
Put "C:\ProgramData\Docker" on a different drive? Configuration option? (GitHub)
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