Windows Mobile

2017年5月14日 (日)

Windows 10 Mobileユーザーを一時的に増やした話

上の娘の機種変更時のつなぎにWindows 10 Mobileを使った話。 と、おまけで、Windows 10 Mobileをめぐる最近の状況についてちょっと思うところなど。

経緯など

うちには子供が三人います。 下の二人にはエントリーモデルのWindows 10 Mobileを持たせています。 このあたりの経緯は過去に書きました。

子供らの「つなぎ携帯」をWindows 10 Mobileにしてみた話

一方、 上の娘はiPhoneを使っています。 このiPhoneの契約が二年縛りの更新月を迎えました。 で、今になってみると、 うちの他の回線はすべてMVNOにしてしまったし、 こいつもMVNOにして通信料を節約したい。 ところが、都合の悪いことに、このiPhoneはSIMロック解除対応前のものです。

どうしたもんかと、色々費用をシミュレーションしたり娘と話し合ったりして、 「SIMフリーのiPhone SEに乗り換えよう」という結論に達しました。

AppleのiPhone下取りキャンペーン使って乗り換えるぞー。 なに?Apple Storeだとその場で下取分を割引するけど、 オンラインだとApple Storeギフトカードになる? ギフトカードなぞいらん、キャッシュよこせー。 よーし、ゴールデンウィーク中に一家で東京に行く機会があるから、 その時Apple Storeに押し掛けるぞー。 ということで、機種切り替えがゴールデンウィーク中にスケジュールされたのでした。

で、四月の終わり近くにキャリアにMNPの申し込み電話をしました。 例によって転出を思いとどまらせようとするような会話にテキトーに対応していたのですが、 一つ気になる指摘がありました。 予定では切り替えは5月上旬になるのですが、 となると、数日の利用のために5月分の基本料が丸ごと取られてしまうらしい。 「なので、切替えは月のなるべく遅くにした方が...」などとお勧めしてくれるのですが、 こちらは別のことを思いつくわけです。

ピコーン

回線は4月中に切り替え、 iPhone SEを入手するまではWindows 10 Mobileでつなごう。

娘に打診したところ、「一週間ぐらいなら」とOKが出ました。 妹と弟が使っていることもあり、多少の興味はあるようで、まんざらでもなさげ。

機種

機種はMADOSMA Q501を使います。 私がInsider Program入れて遊んでいるやつです。 ちょうど、Creators Updateに相当する10.0.15063.251が降ってきたところでした。 これに対して「電話のリセット」したところ、 都合よいことにOSバージョンは巻き戻らず、 ProductionなCreators Update機ができあがりました。 当時まだ国内のほとんどのProductionな電話にCreators Update降ってきてなかったのに。

MNPしたMVNOのnano SIMをmicro SIMアダプタかませてMADOSMA Q501に載せ、 娘のMicrosoftアカウントを指定し、 OutlookをiCloudのメールアカウントと接続。 あとは好きに設定せいや、 と渡したら、 次の朝にはあっさり実運用しとりました。 この時点でCreators UpdateのWindows 10 Mobile機使っている女子高生って、 日本に数人いるかどうかじゃないか?

というわけで、 わが家におけるWindows 10 Mobileシェアは80%に達しました。

我が家のスマホシェア

圧倒的ではないか、Windows 10 Mobileは。 こまるわー、寡占が進んでこまるわー。

あとは妻だけだけど、 妻は私がX01T時代にメール一本打つのに苦労してたの見てあきれてたからなあ。 今回も上の娘に「Windows Phoneにしたらメール打つのも苦労するで」とか言ってたし(もう今はあまりメール使っていないくせに)、 なかなか手ごわそう。

感想など

娘に一週間ほど使ってみた感想を聞きました。 良い点。

  • タイルのGUIはわかりやすい。
  • 一通りのことは問題なくできる。

悪い点。

  • アプリが少ない。今ゲームとかしてないからいいけど、ゲーム好きな人は困るんじゃないか?(まあねえ)
  • 一部アプリの動きがもっさりしている(まあ、元々そんなに高スペックでもないし)
  • カメラがあんまりきれいじゃない(これはW10Mというよりこの機種の弱い点だな)

その後

予定通り、一週間ぐらいでiPhone SEに移行しました。 家庭内シェアも元に戻ってしまった。

まあ、上の娘もWindows 10 Mobile使ってみてくれたから、よしとするのです。

ちなみに、四月中のMNP切り替えは失敗しました。 元iPhoneのバックアップ等に手間取って、 「当日中の切り替え締め切り」刻限に間に合わず、 5月1日切り替えになってしまった。 あかんやん。

(おまけ)最近のWindows 10 Mobileの話題について

Microsoftの最近の四半期決算にからんで、 「MicrosoftがPhoneビジネスを6月までに終わらせると言った」とか「証券取引委員会に提出した書類で投資項目からWindows Phoneが消えている」といった話が出ており、 またぞろ「Windows Phoneは終わった」みたいに言われています。

Microsoft’s 10Q SEC filing confirms investment in Windows Phone has ended (MSPoweruser)

ざっと見てみたけど、 記述対象となる期間からして、これらは多分Lumiaビジネスを畳んだことを指しているんじゃないかな。 実際、Microsoftの2017会計年度(2017年6月迄)を越えて作業予定があるように見える。 現状、秋のFall Creators Updateに向けてWindows 10 MobileのInsider Preview配信も進んでいるし、 つい最近もSurface Phoneの生存も確認されたし。

Nadella: “We’ll make more phones, but they will not look like phones that are there today.” (MSPoweruser)

今後、Mobileは"Windows 10"の一部分(おそらくはARM版の一部)として活動するんじゃないかな。 Intelがモバイル向けSoCやめちゃったから、 ARM版Windowsを是が非でも何とかしなければならなくなっているしねえ。

で、まあ、Surface Phoneは2017年中に出るのか、2018年になるのか分からないけど、 ハイエンドになるんだろうなあ、と思っています。 一方、あまり具体的な根拠はないんだけど、 Fall Creators Update世代では久々にサードベンダーからハードが出るんじゃないかという気がしています。 関係者のタイムラインとか眺めていると、 なにか動いているんじゃないかなあ、という気がしている。 もちろん、はっきり書いたりしていないんだけど。

なんにせよ、Windows 10ベースのスマホが存続してくれることを切に祈念いたしております。

2017年3月26日 (日)

Windows Mobileしんでしまうん?

最近、 Windows 10 Mobileを採用していたスマホが、 新モデルではAndroidに鞍替えしていた、 ということが立て続けに2件ありました。

で、「やっぱりねー」みたいな雰囲気を感じるので、 私の見るところなど書こうと思います。 状況は厳しいけど、まだ終わる状況じゃないと思ってます。 ただ、結果的に「空白期間」が生じてしまっているので、 もっとうまく立ち回れないもんですかねえ、 というような話。

なお、これは私がニュース等を見てて個人的に思ったことを書いています。 勤務先はスマートフォンに関連している部署もありますが、 私はそことはほとんど関係ないし(というか関係あったら勝手なこと書けない)。

話は2016年始めの頃から。

2016年始めの時点

あれは2016年の始めだったか。 「Microsoftはスマホを諦めている。はやくそれを公式に認めるべき」みたいな記事が海外で出てました(ちょっと検索してみたけど、探し出せなかった)。 まあ、苦戦しているのは確かだけど、 現在進行形で戦略遂行中で、 次の施策もまだある状況で「諦めてる」と決めつけるのはひどいなあ、と思った憶えがあります。

この頃、 前の年にリリースしたWindows 10をやっとこさでスマホにもロールアウトしたところでした。 これにより、 PCもスマホもその他デバイスも、 Windows系デバイスは「Windows 10」というプラットフォームで統一され、 同じプログラミングモデル(UWP)アプリを書けるようになりました。

で、次の施策は以下だと見られていました。

  • アプリの拡充支援
  • Surface Phone

アプリの拡充支援策としては、例えばAndroidやiOS向けアプリを簡単に向けに移植する「ブリッジ」を提供しようとしていました。 が、結果としてはあまりうまくいっているように見えません。 「Windows Bridge for Android」はキャンセルされました。 「Windows Bridge for iOS」(現在v0.2)は開発が続いていますが、「使った!」という話をまだあまり聞きません。 まあ、アプリ拡充は今となってはWindows 10 MobileだけでなくUWP全体の問題になるので、 この点についてはWindows 10 Mobileの動向がどうあろうともMicrosoftは頑張ってくれるでしょう。

一方、Surface Phoneは、公式にはMicrosoftは発表していません(開発していることは認めているんだっけ?)。 この時点では、PCにおけるSurfaceのように、 新しいコンセプトを提案するようなモデルになると期待されていました。 いや、まあ、今でもそれは同じなんですけど、 登場時期が当初予想されていたより大幅に遅れており、 遅れた結果、もっと切実な問題が起こっていると思います。 これについては次の項で。

2016年夏-秋

2016年夏、MicrosoftはLumiaを作っている元Nokia部門をリストラしました。 また、Lumiaブランドのデバイスの販売を2016年末で終わらせてしまいました。 これは結構衝撃だった。 日本ではLumiaを販売していませんが、 世界的には出荷されているWindows Phone/Windows 10 Mobile機の大多数はLumiaであり、 その「大多数」の供給が無くなるわけだから。

私は、本来この時期にSurface Phoneを出す予定だったのではないかと思っています。 ここでLumiaからSurfaceへのブランド切り替えをする予定だった。 ところが、Surface Phoneが大きく遅れた一方、 Lumiaは次の計画が無いのでラインを継続させておくわけにもいかず、予定通り終了。 おかげで、Windows 10 Mobileは主流となる機種が不在になってしまった。

なぜSurface Phoneが遅れたかは、外部からは知りようがないです。 ただ、以前にわりと信じられていた噂には、 Surface PhoneはIntelのCPUを採用している、というものがありました。 そのため、2016年春のIntelのモバイル向けSoCからの撤退決断はSurface Phoneを直撃し、計画変更を余儀なくされるのでは、 と見る向きもありました。 そう言われてみれば、 冒頭のAndroidに鞍替えした件に関連して、 「今年のSnapDragon 600番台はMicrosoftのWindows 10 Mobileのサポート対象から外れていた」という証言があり、 素人目には「Intelを主力CPUにしようとしてリソースつぎ込み、一方SnapDragonのサポートは絞ってて、あてが外れたんじゃないのかよ」とか疑ったりもするのです。 知らんけど。

で、(再企画したかもしれない)Surface Phoneは(早くとも)2017年秋になるといわれています。 2017年秋といえば、Windows 10のRedstone 3のタイミングです。 Redstone 3といえば、 大きめのアップデートと言われており、 Redstone 2 and Redstone 3 are going to be heavily focused on "innovation around mobile phones."といわれるやつでもあり(ただし、この記事ではSurface Phoneは2017年4月リリースになっている)、 ARM版Windowsの復活であり、 x86エミュレーターが載るわけであり、 このあたりが次のキモだと思うのです。 Surface Phoneにx86エミュレーターが載るかどうかはわからんけど。 素のWindows 10にARM版が復活することで、 よりPC/タブレットとの差が無くなっていく方向に進んでいくんじゃないかな。 ひょっとすると、その先は「Mobile」カテゴリは無くなって、 「Windows 10」でスマホもカバーすることになるかも知れない。

今後の見込み

というわけで、まだ次の計画があるんだから、「諦めた」状況ではないだろう、と思っています。 つい最近もWindows Mobileのプログラムマネージャーの求人しているし

とりあえず、Surface Phone待ちかなあ。 私的には、もうSurface Phoneは「新しいコンセプトを提案してくれるデバイス」ではなく、 「Microsoftがスマホにコミットしていることを宣言するデバイス」として期待を一身に集めております。 本家が主力ブランド(Lumia)を止めて次をどうするか明らかにしていない現状では、 周りもコミットできないでしょう。 でも今年の秋だから、まだ遠い。

何にせよ、 今後の計画の説明なしにLumiaを販売停止すると、「撤退だ!」と思う人もいるでしょうし、 シェアが小さい状況でこんな空白期間ができてしまったらただでさえ心もとないエコシステムが消えてしまいそうで気が気ではありません。 もしSurface Phoneがずるずると伸びると、空白期間はさらに広がっていくことになります。 なんかもうちょっとうまくメッセージとか出せないもんでしょうか。 Microsoftがデバイス出せない状況なのだからパートナー頼みなのに、 パートナーさんに「梯子を外された」とか感じさせてはあかんだろう、と思うのです。 本当にたのんます。

Windows 10 Mobileに将来性はある?

まあ、現状苦しいのは確かだけど、 ぼちぼちスマホ市場の状況も変わりつつあり、 まったく目が無いわけではないと思ってます。

iOSとか、そろそろMacとの関係をどうするんだということが問題になってくるんじゃないかな。 新しいモノを世に出す際には、その目的のために鋭く割り切ったようなモノでなければ認知されることはないでしょうが、 いったんブレイクして色々な人が使い始めると、色々な要求に対応せざるを得なくなり、どんどん肥大化していきます。 iPod/iPhoneはその目的を実現するために後にiOSとなるシステムを作ってそれを活用したわけですが、 iPhoneがブレイクして成長した結果、いいかげんiOSも巨大になっているように見えます。 一方、少なくとも先進国ではスマホが飽和しつつあるようです。 成長が鈍ってくると、iOSとOS Xが「二重投資」に見えてきてきつくなるんじゃないかな。

で、iOSに限らず、 PC的なものとスマホやその他デバイスと、少なくともOSは統合しようぜ、 という流れが出てくるんじゃないかと思っています。 となると、Windows 10で各種デバイスのコード統合が済んでいるWindowsは、システム的には一周回って半歩先んじている状況にならないかな。

まあ、それでもアプリ不足をなんとかする必要はあるし、 優位点が生きる状況にするにはマーケティングが必要だし、 そもそも続けていなければ優位点もへったくれもありませんが。

まとめ

使い続けたいので、なんとか存続してください。 まあ、IS12Tの後、4年放置されたのに比べるとまだ何てことないけど(強がり)。

あと、MADOSMA信じてます。

2016年12月 2日 (金)

子供に持たせるスマホとしてWindows 10 Mobileは結構いいですよという話

Windows 10 Mobile / Windows Phone Advent Calendar 2016の2日目です。

Windows 10 Mobileは子供に持たせるスマホとしてもいいですよ、という話を書こうと思います。

ここでの「子供」は小学・中学生くらい。 その子らに「なにかあったらこれで連絡しろ」と持たせるようなやつですね。 うちの場合、中1と小6の子供に、WPJ40-10(セール価格で6980円)にLINEモバイルのLINEフリープラン(データのみ 500円/月)のSIMを入れて持たせています。 計2台を運用。 このあたりの経緯は過去に書きました。

なぜWindows 10 Mobileかと言うと、ぶっちゃけ私がWindows 10 Mobile推しだからです。 とはいえ、 子供に持たせる端末として真面目に考えた場合、 iOSほど高価じゃない端末が選べるとか、Androidよりフリーダムじゃないとかの利点があります。 が、ここでは、それら利点の中でも、Microsoft アカウントを通したペアレンタルコントロールがしっかりしているという点を中心に書こうと思います。

ざっと、以下のような内容かな。

  • Windows 10 Mobileでのペアレンタルコントロール機能
  • iOS/Androidとの比較
  • 三カ月ほど使ってみて

まず、ペアレンタルコントロールとは

ペアレンタルコントロールとは、 子供のデバイスやPCアカウントなどに対して保護者が機能制限をかけることができるようにする機能です。 例えば、以下のようなことができたりします。

  • 年齢制限のあるコンテンツや有害コンテンツへのアクセス制限
  • 特定のアプリの利用制限
  • 課金の管理
  • 子供のデバイスの現在地を探す
  • 利用状況のレポート

Windows 10 Mobileでのペアレンタルコントロールの便利なところ

Windows 10 Mobileデバイスが便利なのは、 ペアレンタルコントロールの設定がWeb側で管理されていることです。 今時できて当然のように聞こえますが、 後述するように、 iOSもAndroidも(少なくとも現時点では)できていません。

そのおかげで、 子供のデバイスが手元になくとも管理作業ができます。 例えば、 禁止サイト中にどうしても見たいページがある場合、 子供はアクセス許可リクエストを保護者に送ることができます。

「アクセス許可をリクエストする」画面

この画面のボタンを押すと、 保護者にリクエストメールが飛びます。 保護者はメール中の「許可」ボタンまたは「無視」ボタンを押してリクエストに応えることができます。 保護者は子供のデバイスに触る必要はありません。 外出中であってもネットに接続できているならば対処可能です。 もちろん、メールを受け取る保護者のデバイスがWindowsである必要もありません。

ペアレンタルコントロールの設定方法

このペアレンタルコントロール設定は、Microsoftアカウントの「ファミリー」設定の一部になっています。 自分の「ファミリー」に子供のMicrosoftアカウントを「子供」として登録すると、 その子供アカウントに対してペアレンタルコントロールをかけることができるようになります。 ちなみに、「ファミリー」に「おとな」としてアカウントを追加すると、ファミリーに保護者が追加されたことになります。

Microsoftアカウントの「ファミリー」設定ページには、 Microsoftアカウントのホームにサインインすることでアクセスすることもできますし、 Windows 10にMicrosoftアカウントでサインインしている場合は「設定」-「アカウント」-「家族とその他のユーザー」の「オンラインで家族の設定を管理」リンクから飛ぶこともできます。

「ファミリー」画面

このページで、対象となる子供アカウントの各リンクから各種コントロール項目を設定できます。

ここでの設定は、Windows 10 Mobileデバイスだけでなく、Windows 10 PCも対象になります。 つまり、 この子供アカウントでのWindowsデバイス上での活動全体をここで集中的にコントロールできます。 上の図で子供アカウントに「2デバイス」と出ているのは、 うちではWindows 10 Mobileに加え、家の共用PCもこの子供アカウントで利用しているからです。

Microsoftアカウントの「ファミリー」の説明は以下でしょうか。

ただ、USの話をそのまま翻訳したんじゃないかという内容もあります。 以下は明らかにUS限定だよなあ。 こんな課金された覚えないし。

ペアレンタルコントロールの例

「ファミリー」の設定を通して、具体的には以下のようなことができます。

  • 最近のアクティビティ(活動状況)の確認
  • アクティビティのレポートを週ごとに保護者へメール
  • 適用するコンテンツ年齢制限の設定
  • 特定のWebサイトアクセスの許可・不許可
  • 特定のアプリ・ゲーム実行の許可・不許可
  • 1日あたりの時間制限と使用許可時間帯の設定(PCへのサインインにのみ適用)
  • ストアからの購入できるものの制限
  • 子供アカウントへの入金(ストアで利用するための小遣いみたいな感じ)
  • 子供のデバイスの位置情報の表示

例えば、子供のデバイスの位置情報を表示する「地図で[名前]を検索」はこんな感じ。

「お子様を探す」機能

奴は今沼津駅。

iOS/Androidとの比較

iOSもAndroidもペアレンタルコントロールをWeb側で集中管理できるようにはなっていないようです。

iOSの場合、デバイスのペアレンタルコントロール(iOSでは「機能制限」という名前になっています)はデバイスごとに行います。 「機能制限」用のパスコードを知っている人(例えば保護者)が機能制限を設定できる仕組みです。 つまり、機能制限を設定・変更するには、そのデバイスが手元になければなりません。

一方、Apple IDには「ファミリー共有」という機能があり、 家族のデバイスの居場所を探したり、メンバーのiTunesでの購入を制限したりできます。 しかし、iOSデバイスのペアレンタルコントロールとは連携していないようです。

Androidには、OSレベルでのペアレンタルコントロール機能は見当たりません。 強いて言えば、マルチユーザー機能を使って制限付きプロファイルで子供に使わせるのかな。 タブレットではそうできると説明にあるけど、スマホでそれができるのかよく分からない。 ただ、Google Playにはペアレンタルコントロール機能があるようです。 デバイスごとにペアレンタルコントロール管理者用のPINを設定し、 そのPINを知っている人が制限を設定・変更できます。 デバイスごと設定するという点はiOSと同様ですが、 対象がデバイスではなく、Google Playに限定されているわけです。 また、Google Playにも「ファミリーグループ」がありますが、 Google Playでの購入と共有にしか影響しないようです。

Windowsの場合、 上で説明したように、Web側でペアレンタルコントロールを集中管理するようになっています。 これは便利である反面、Microsoftアカウントの利用が必須となってしまいます。 Windows PCもWindows 7世代まではデバイスごとに設定する方式でした。 ローカルIDのままWindows 10に移行したい人にとっては不都合かもしれません。

また、どのデバイスの場合でも、キャリアが提供するサービスや、 セキュリティソフトなどが提供するペアレンタルコントロール機能を利用する方法も考えられます。 が、PCはともかく、スマホの場合、 こういう機能はOSレベルで面倒見てもらう方が筋がいいんじゃないかなあ。

三カ月ほど使ってみて

子供達に色々設定したWindows 10 Mobileを渡して三カ月ほど経ちました。 気に入ってもらえているようです。 まあ、自分のデバイスが持てたというのが大きいんだろうけど。 見ていると、連絡がとれて、Webを見れて、カメラとマップと多少のSNSアプリがあればたいてい事足りているようです。 そういえば、画面が小さいので、縦持ちだとtwitterの公式アプリの「ツイート」ボタンが画面外に出てしまうという問題があったな。 これが高校生とかになるとiPhoneとか欲しがったりするわけですが(高校生の上の子はiPhone使っています)。

ところで、うちの娘は順調に腐りつつあります。 レポートの閲覧履歴とか、なにかやば気な気配が漂うわけです。 レポートには検索ワードも含まれているのですが、 見てはいけないような気がして大丈夫だろうかと思うのです。 検索ワードとかも見られる可能性があることをそれとなく伝えるべきだろうかと迷うのですが、 まあこれも一種のリテラシーなので、 なにかに感づくまであえて黙っていようかなと思っています。

一方、息子は、お母さんの目がないとひたすらYouTubeでゲーム実況を見ています。 あまりに見過ぎるので、YouTubeを一定時間見続けたら「ゴルァ」とメッセージが送られ保護者にも通知が飛ぶ仮想おかんサービスとか作れないかなあと思いました。 が、どうも「ファミリー」はAPIを公開していないようです。 コミュニティにもAPIについて質問している人がいました。

Is there a Family Safety API?

2014年時点で「公開APIないよ」という回答で、 今年また「あれから2年たったけど、どう?」と聞かれて「ない」とそっけなく答えられているので、 望み薄ですかねえ。 何かが一定の値を越えると呼び出されるWebHookみたいなの登録できたらすごく楽なんだけど。 結局、息子には対しては手動で対処しております。

ともかく、このような用途だとWindows 10 Mobileは本当にぴったりだと思うし、 万が一、高校生ぐらいになってもWindows 10 Mobileを使い続けようという気になってくれた時のためにも、 ぜひWindows Mobileには存続していただきたいと思います。

また、今は私(と妻)が子供を見守っている立場ですが、 あと30年もすれば私ももうよぼよぼで「ファミリー」で見守られる方になるかと思います。 「おじいちゃんが散歩と称して出たまま帰ってこない!」「『おじいちゃんを探す』で探せ!」とか、 「アクティビティレポートで見たけど、おじいちゃんそのアニメ昨日見たでしょう?」「ボケてるんやない!好き好んで繰り返し見とるんじゃあ!」みたいな 未来を目指してソフトウェアを開発しつつ生き延びていく所存ですので、 その時まで「ファミリー」も進化していってほしいと思います。

ということで

Windows 10 Mobile / Windows Phone Advent Calendar 2016の2日目でした。 3日目はChiiAyanoさんです。というか、1日目もそうだったから、折り返し?

2016年11月15日 (火)

LINEモバイルでLINEのSMS認証をスキップする件

子供らのスマホをWindows 10 Mobileにした話の続き。

結局、LINEモバイルに移行しました。 LINEフリープランを二人分で月1000円。 音声/SMSなし、LINEの基本サービスは使い放題で、その他は月1GB。 まあ、現在の使い方だと月1GBあれば十分です。

で、LINEモバイル採用の理由のひとつは、 SMS/音声認証不要のLINE登録なのですが、 そのやり方ではまったので、覚え書き。

LINE登録時のSMS認証のスキップ方法

LINEモバイルの「よくある質問・ヘルプ」の 「データSIMのSMSが使えないプランでもLINEの登録は可能でしょうか?」の項目には次のようにあります。

端末のWi-Fi接続をOFFにしてLINEアプリのアカウントを作成するとSMS認証をスキップすることができます。

というわけでやってみました。

WiFi接続を切り、LINEモバイル回線に接続した状態にし、 LINEアプリを起動、新規登録を選択。 しかし、そこは通常通り電話番号を入力する画面です。 他に選択肢はない。 SMS認証をスキップしてくれるんじゃないのか。

仕方ないので、データ回線の電話番号を入れます。 データ回線にSMS送られても受け取れないけど。 そして、「次へ」を押すと、この画面(この図の電話番号はフェイク)。

登録画面

あかん。 どうしてもSMSを送ろうとする。 いろいろ探したけど、ほかのルートはない。 仕方ないのでサポートに問い合わせました。 「Windows Mobileのアプリではできません」とか言われるんじゃなかろうかと泣きそう。

回答:「そのまま『次へ』を押せ」。

「次へ」を押すと、そのまま直ちに登録が完了しました。 「SMSで認証番号を送ります」ははったりであった。 なんやねん。

ということで、目的は達しました

LINE使えてます。 回線も問題ありません。 家庭内でスタンプが飛び交っています。 私はPC使っていることが多いので、 「お父さんに連絡する場合はSlackで送ってくれ」と言うわけですが、 常用デバイスがPCって年寄り扱いですよ。

2016年9月12日 (月)

子供らのWindows 10 Mobileの話(高まるLINE圧力編)

先日の「子供らの「つなぎ携帯」をWindows 10 Mobileにしてみた話」のつづき。

子供らは手に入れたスマホを熱心にいじっています。 まあ、しばらくの間はねえ。 「勝手にゲーム入れるなよ」と言っておいたのですが、 下の息子はそれならばと、 ブラウザで昔懐かしいCookie Clickerを始めました。 今日もひたすらクッキーを増やしております。

さて、 LINEをどうするかという問題が懸案として残っていました。 特に娘は部活のメンバーがLINEを使っているし、 妻が日常的にLINEを使っていることもあって、 「LINE入れろ」圧力が家庭内で高まっております。

問題点は、 データ通信しか契約していない回線でどうやってLINEの初期認証を行うかでした。 多少じたばたやってみたので、その覚え書きのようなもの。

  • LINEのFacebook認証はWindowsでは使えない
  • MVNOではLINEの年齢認証ができないらしい
  • LINEモバイルとな?

LINEのFacebook認証はWindowsでは使えない

電話番号なしでLINE登録といえば、Facebook認証。 しかし、色々試したのですが、 結局WindowsではFacebook認証は利用できないようです。

※Facebook認証は、iOS⋅Androidのみ利用可能です。
SMSが使えず、Facebookによる認証も行えない場合、LINEに登録することはできません。

LINEのヘルプ - Windows Phoneから「SMSが使えない場合はどうしたらいいですか? 」

だそうです。

もう面倒くさくなって、 娘のWindows 10 MobileにLINEアプリを入れ、 家の固定電話の電話番号と関連付けてしまいました。

でも、 うちには他に余っている電話番号がないから、 息子がLINEやりたいといい始めたらもう使える番号がない。

MVNOではLINEの年齢認証ができないことがある

年齢認証はキャリアの契約情報を見ているようで、 MVNOのSIMでは年齢認証できないことがあるようです。 年齢認証できないと、ID検索等の一部サービスが利用できません。

年齢認証は、au(KDDI)、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル各社が提供する年齢情報判定サービスを利用し、18歳未満かどうかを確認しています。
契約したSIMが上記3社で提供している年齢情報判定サービスをご利用いただけない場合、年齢認証はできません。

LINEのヘルプから「格安SIMを利用しているが、年齢認証ができない」

この書き方だと「できる場合もある」ようですが、 Webでほかの人の書いているのをざっと見た印象では、 「ふつうはできない」感じ。

まあ、うちの子らはどっちみち年齢認証できる年齢じゃないから関係ないけど。

LINEモバイルとな?

そんなこんなでやっていると、 タイミングよくLINEモバイルが発表されました。

LINEモバイル

一番安いプランだと、

  • LINEの基本的な機能(LINE通話も含む)は使い放題
  • その他のデータ通信は1G/月

で、500円/月。 うちの用途だと、 コミュニケーションをLINE中心にすれば、このプランで十分まかなえるんじゃなかろうか。 子供二人分だと1000円/月で、現在の約2000円/月の半額。 まあ、データ容量は少なくなるし、おまけで運用しているわしのSurface 3の分がなくなるけど。 しかも、SMSなしでアカウント登録できるし、年齢認証にも対応。 ごちゃーごちゃやってた苦労がいらんようになるやないですか。

2週間早く発表されてたら申し込んでいたと思うけど、 もう事務手数料払ってDMM mobileと契約しちゃったからなあ。 正式提供は10月1日からのようなので、 その後回線の評判がよいようならば、 乗り換えるかも。

ということで、 家族グループ内でスタンプが飛び交っております。

2016年9月 4日 (日)

子供らの「つなぎ携帯」をWindows 10 Mobileにしてみた話

下の子供二人に当面持たせる携帯をWindows 10 Mobileにしたという話。

経緯

うちには子供が三人います。 一番上(高校生)はiPhoneを使っています。 高校に入学する時に本人の希望を元に話し合い、 三年間使い続けるという条件でiPhone 6を持たせました。

その上の子には、 高校入学前、 おでかけなどの際の連絡用に単純機能のガラケーを持たせていました。 それは今「おさがり」として下の子ら(中1と小6)が使っています。

で、MVNOが普及してきた昨今、 このガラケーの維持費が機能のわりに割高に思えてきました。 基本料が月1700円くらいで、 帰省やらおでかけやらで実際に通話したりすると3000円越えたりしています。 一方、 例えばDMM mobileのSIM 3枚で月8Gを共有するシェアコース(データ通信のみ)は月額2138円(税込)です。 同じくらいの料金で子供二人分のスマホと私のSurface 3の回線が維持できるではないですか。

ということで、 下の子二人が自分で選んだスマホをもつようになるまでの「つなぎ携帯」として、 シンプルで安価なスマホを買い、データ通信のみで運用してみることにしました。

機種選定

目的から当然SIMフリーの廉価版スマホになります。

まず、iPhoneはこの用途には高価すぎる。

Androidも我が家では印象がよくありません。 うちのNexusに子供らが怪しげなゲームを入れまくって動作をおかしくさせたという過去が脳裏をよぎります。 また、「廉価版Android機」という字面を見るだけでもう怪しさ爆発します。偏見だけど。

ということで、 Windows 10 Mobileにします。 Windows 10 Mobileでペアレンタルコントロールを効かせたスマホを持たせるようにしましょう。 Windows 10 Mobileで不安な点といえば、

  • アプリが少ない
  • (個人的には頑張ってほしいけど)将来性が見えない

ですが、必要最小限のアプリはありますし、怪しげなアプリが少ないのはこの用途の場合むしろありがたい。 また、どうせ本格的にスマホを持つようになる頃には本人が選び直すだろうから、 向こう三年くらい使うことができれば十分でしょう。

ちょうど、NTT-X StoreのセールでWPJ40-10が安くなっていたので、それにします。 6980円(送料無料)。 白と黒のモデルがあるので、それぞれ一つ。

WPJ40-10

geaneeのWPJ40-10のページから

それぞれ三色のリアカバーがついているので、 好きな色を選ばせることにしましょう。

SIMは上で述べたDMM mobileのデータSIM 3枚のシェアコースにします。月8Gで1980円。

セットアップ

まず、起動して初期設定をした後、 「システムの更新」をかけて最新のWindows 10 Anniversary Updateへアップデートします。

設定中

そして、各自のMicrosoftアカウントと紐づけ。 うちでは、共有の「リビングPC」に各自のMicrosoftアカウントでサインインするような使い方をしていますので、 子供らもMicrosoftアカウントを持っており、 私のペアレンタルコントロールの管理下にあります。 ですので、それを登録するだけで、 メール、カレンダー、OneDrive、OneNote等は関連付け出来ます。 あと、カメラやらMapやら天気やら標準アプリの初期設定。

次にSlack。 うちは家族間の連絡にSlackを使っています(「家族間の連絡手段をLINEからSlackにしてみた話」参照)。 そういえば、 Slackがわりと受け入れられたので、 Wunderlistも導入してみたのですが、 こちらはほとんど使ってもらえていません。 もう一工夫いりそう。 まあ、これは別の話。

さらに音声通話。 データSIMを入れることにしたので、電話番号による携帯回線での通話ができません。 こちらはSkypeを使います。 「インターネット電話」的なものは他にもありますが、 スリープ状態でも着信を取ってくれるものだとやはりネイティブアプリで、 ネイティブアプリをWindows 10 Mobileにも提供してくれているものとなると、 やはりSkypeかなあと。 Microsoftアカウントで使えるのも便利だし。 ということで、 Skypeを入れ、 家族間のSkype網を整備。

後のアプリは必要に応じて入れていくようにしましょう。

最後にクラウド側。 各自のOutlook連絡先を整理。 ペアレンタルコントロールの設定をチェックし、 「お子様のデバイスの位置情報を表示」をオンに。 PCでMicrosoftアカウントを使っているので、 OneDrive等の共有設定は既にできています。

で、セットアップ完了して、 子供らにスマホを渡しました。 下の息子がスマホいつ貰えるんだとしょっちゅう聞くので、 妻が閉口してました。 リアカバーは娘がピンク(彼女のDSとおそろい)、 息子がブルーをご選択。

リアカバー

よかった点

まず、 安く携帯を持たせるという目的を達することができました。

費用(消費税込み)
対象金額備考
初期費用スマホ本体13,9602台
DMM mobile 契約事務手数料3,240
micro SDHCカード2,16032G * 2
運営費/月DMM mobile 回線料金2,1388G共有

スマホ本体の動きも上々です。 CPUがSnapdragon 210でメモリー1GというロースペックはAndroidならばまともに動くような気がしませんが、 Windows 10 Mobileならサクサク動き、実用上まったく問題ありません。 バッテリーも十分持ちます。 このあたり、Windows 10 Mobileの仕上がりの良さを実感します。

事前に見た実機レビューでは、 液晶パネルが弱いというのを読んでました。 まあ、Retinaディスプレイのようなものとは比べようもありませんが、 十分きれいです。 ただ、視野角は確かに狭い。 数人で覗き込むような場合は見ずらいかも。 あと、パネルは指の滑りが悪いので、 保護シートは必須。

Microsoftアカウントがそのまま使うことができ、 PC環境と連携できたことも便利でした。 娘が試しにブラウザでpixvを見ようとして、 ブラウザが検索履歴とか覚えている(PCの履歴と同期している)ことに感心していました。 GoogleでもAppleでも自社モノの設定の同期できると思うけど、 PCと連続性があるのがうちの場合うれしい。

Microsoftアカウントのペアレンタルコントロールの「お子様を探す」も使ってみました。 息子が習い事に行っている時に「探して」みると、 マップ上、鉄道路線上を移動して、 駅で乗り換えている様子が見て取れました。 奴がくそまじめな顔で電車で運ばれているかと思うと、なんかじわじわくる。 まあ、四六時中監視するつもりはありませんが、 いざというとき場所が分かるのは便利。

課題

LINE問題。 部活のメンバー間の連絡とか、 習い事の先生との連絡とか、 今時LINEだそうですよ。 私は複数デバイスやPCとの並行利用がLINEではやりにくいので家族内の連絡にSlackを導入したんだけど、 周りがLINEなのでLINEは必須だと言われてしまいました。 LINEアプリ自体はWindows 10 Mobileにも提供されています。 しかし、問題はLINEアカウントを取得する際の初期認証です。 初期認証に電話回線を通した実在確認(SMSまたは通話)があります。 現状、完全データ通信の契約なので、SMSもできません。 SMS付きだと一回線あたり150円/月アップです。 LINEアカウントにはfacebook認証という方法もあるらしいと聞いたので、 もう少し調べて、どうしようもなければSMSオプションを考えますかね。

電話番号問題。 データ通信契約なので、契約回線で直接通話することができません。 代わりにSkypeを使う計画なわけですが、 Skypeで「電話番号」へ発信するには別途料金が必要です。 まあ、必要な際に実費を払えばよいわけですが。 そもそも、音声通話の主な目的は家族内連絡なので、 電話番号発信はほとんど機会がないはずです。 むしろ問題はSkypeからの発信だと受け側に「発信者不明」と出てしまうことかな。

一方、受信側。 外部から子供らのスマホへ「電話番号」で電話をかけることができません。 これに関しては、ほとんど必要ないんじゃないかな。 LINEを使うようになれば、友達とかとはLINEとLINE通話を使うんじゃあなかろうか。 別途料金を払えば、Skypeで050番号を取れますが、 それなら回線を音声通話付きに切り替えた方が無難そうだなあ(一回線あたり700円/月アップ)。

で、まあ、多少できないことはあるけど、 当面の利用ではSkypeで十分だと思います。 ただ一点、 この方針だと緊急通報(110や119)できない、 というのはちょっと気になります。 うーん。

しばらく運用してみて、 あかんと思ったら音声通話付きに回線を切り替えますかねえ。

そういえば、 息子が習い事の先生にスマホを自慢したら、 「電話番号教えてよ」と言われて「うーん、よくわかんない⤵」みたいな会話がいきなりあったらしい。

まとめ

思惑通り、 わりと低予算でガラケー1台をスマホ2台(+わしのSurface 3の回線)に置き換えることができました。

子供らにも気に入ってもらえたようです。 ガラケーと違って、大きめの画面でインターネットにダイレクトにつながるのは新鮮らしい。 ぼちぼち使いながら、 リテラシーなど身に着けていってほしいと思います。

なお、これにより、家庭内の携帯プラットフォームにおいてWindowsがトップシェアとなりました。 元々、2014年度まではWindowsがトップシェア(ただし同率)でしたが、 近年iOSに押されていました。 しかし、今回のガラケー置き換えにより、再びトップシェアに返り咲いたのでした。

我が家のスマホシェア

この調子で、グローバルでもWindows Mobileが存続可能になるように頑張ってほしいです。 いや本当に、今回のようにiOSでもAndroidでもはまらないニーズがあると思うんで。

2016年5月26日 (木)

de:code 2016雑感

今年も予算をなんとかしてde:code 2016に行ってきました。 会社にはまじめなメモを書くんだけど、 ここでは雑感など。

全般

例年通り、 スーツ率低めのお祭りで、楽しかったです。 開発者視点で近い将来の話が楽しくできるのはいいですね。

twitterとかでコミュニティな人たちが楽しそうにがんがん呟いているのを眺めながら、 その他大勢に混ざってうろうろしてました。 実況とかとてもできないしさ。

びわの木

会場(ザ・プリンス パークタワー東京)への道の途中にびわの木が色づいていまして、 そういえば去年も色づいていたなあ、と思って写真を撮りました。 (この記事、写真はこれだけです)

びわの木

キーノート

言うべきことにはすべて触れていて、うまくまとめているなあとは思いますが、 実は微妙に物足りなくて、なんでかなと考えるわけです。

去年のメモを見ると、 今年と同様に二部構成で、 前半はクラウド、後半はデバイスでした。 私には前半のトヨタの事例が一番インパクトありましたが、 他も豊富な事例をもとにしたデモが色々あり、興味深かった。

今年も二部構成なんだけれど、 焦点がぼやけている感じ。特に前半。 今になって考えると、私としてはBuild 2016で出た技術についてのメッセージを聞きたかったのかなあ。 しかし、それは新CTO(榊原さん)の顔見せっぽいパートでざっと触れられただけでした (Cognitive Serviceは後半でもう一度でてきたけど)。 HoloLensも事例とも言えないJALのイメージビデオだけだし。 CEOじきじきのお出ましも、 いつも通りわかりやすい口調で丁寧に説明していましたが、 スピーチ内容は今シーズンの定常ネタ + 日本固有部少し(りんなとか)という感じでした。 が、まあ顔を出しに来てくれたということが大事なのでしょう。 あー、でも、2014年秋のde:code special editionにやってきて、 開発者と同じ部屋でざっくばらんに話していた姿を思い出すと、ちょっとさみしい。

ちなみに、ナデラはんはこの後、 スタッフを激励し中学校のプログラミング授業を見トヨタの社長と会談し(ネクタイしめてるよ)その後東南アジア歴訪だそうですよ。 次の日はタイで講演とか。 えらい人は大変だねえ。

後半も面白いんだけど、 後から見ると機能紹介を並べただけみたいになってたなあ。 あ、でも、ロボティクス関連は新しいか。

セッション

今年は同じ部署から複数人を送り込んだこともあり、 Azure/.NET/Visual Studio系はほかの人にまかせて、 DevOpsとAI関連を主に聞いてました。 それでもセッション数が多くて、 聞きたいのがかぶって色々迷いましたが。

AIについては、 Cognitive Serviceは面白いんだけど、 それを実現する元になっているDeep Learningの話は無いのかなあと思っていたら、 最後の方のセッションでそれらがちょっと出てきました。

りんなのセッションでは、 りんなのどこにDeep Learningが使われているのかの話がありました。 セッションでの言及から言語処理学会の年次大会で発表された論文も見つけたし、 これを起点に勉強してみます。 この論文の筆頭著者でもあるWu Xianchaoさんが、 このセッションでりんなのテクノロジー部分を説明してた人ですね。

ところで、セッションスピーカーの砂金さんは「一説には」として、 「りんな」という名前の由来は"RNN"(りんなで使われているニューラルネットワークの技法)と開発者の坪井一菜さん(キーノートでりんなのデモした人)の名前の"Kazuna"をマージしたものだ、と紹介していました。 同じくスピーカーだった坪井さんは否定していましたが。

あと、続くDBP-014で機械学習系の事例を紹介しており、 その中で紹介程度ですがCNTKが出てきました。

DevOpsは… 牛尾さんのブログは大好きだし、 セッションに来ている人はすごいし、 話聞いていると確かにそうなんだけど、 前途多難だなあ、と思うわけです。 本格的にサービス主体に移るつもりなら、 DevOps体質にならねばやってられないのは明らかなんだけど。 なんかね、キーノートでの伊藤かつらさんの「DevOpsと聞くと踊りだす人」というポジティブ表現が肺腑をえぐるのですよ。 まあ、熱量をためこみつつ、あきらめずにやっていきます。

エキスポ

今回は、redhat、GitHub, JetBrainとか、 今までは少し「別世界」にいた会社が出展していました。

一方、大手総合ITベンダーは完全に消えました。 去年はかろうじて富士通が残っていましたが、 今年はいませんでした。 単なるタイミングの波であればいいんだけど、 もし、ここへの出展が効果をあげていないとの判断だとすると、 従来型SIがタコツボ化しつつある兆候のような気がして不安。

あと、2010年頃まで、 こういう展示会にはでかいサーバーがでーんと置かれており、 わたしらは「冷蔵庫」とか呼んでました。 クラウド時代になって、 そういうのが消えたなあ、と思っていたら、 Dellが久々に置いていましたね。 多分、 Azure Stackを想定したものなんでしょう。

Windows 10 Mobile。 去年はまだIS-12T使ってましたよ。 MADOSMAの実機展示があって色めき立ったのが去年のde:codeで、 今年はといえば、10機種ほどの実機が並んでいるわけですよ。 感無量です。

もしContinuumサポートする機種が買えるならどれがいいかなあと触ってみました。 NuAns NEOに心惹かれはするけど、MADOSMA Q601かなあ。 私はどうやら多少大きくても薄いほうが好みらしいのと、 MADOSMAの中の人に絶大な信頼を持ってしまったので、 この人がいる限り継続的にアップデートされていく(はず)のWindows 10でも 動かなくなることはないだろう、と勝手に思っているからです。

唯一困るのは、ポケットに入らなさそうな大きさであることかな。 私はスマホをポケットに入れておきたい人なのです。 今のQ501ですら胸ポケットからはみ出しているからなあ。 気にせずそのまま持ち歩いているけど。

その他

「配給券」は今年はなし。 自己申告で1日にドリンク2本、ミスドのドーナツ3個まで。

弁当は例年通り、だったと思う。 去年の忘れた。

WiFiはつながるようにはなった。苦し気な時もあるけど。

ちょまどさんのステッカーは入手できず。 一回すれ違ったんだけど、 「あっ」と思って振り向いたらもはや人ごみの中。 毎年のことだけど、 あの通路の混雑どうにかならんものだろうか。

2016年2月23日 (火)

国内でWindows 10 Mobileデバイスがフルラインナップ揃ってしまった件

ちょうど一年前ですかね、マウスやFreetelがWindows Phoneの開発を発表したのは。その時には「実際にモノが出るまでわしは信じひんのやー」とか言っていました。で、一年たって、MWC 2016の発表など見てたら、 HP Elite x3やMADOSMA Q601とか発表されてて、国内でWindows 10 Mobile機が極上・松・竹・梅の全ラインナップ揃っちゃいましたよ。

私的国内Windows 10 Mobileデバイスラインナップ
私的ランク 私的特徴 モデル
極上 Snapdragon 820とか。
有線Continuumができる。
  • HP Elite x3
Snapdragon 617。
無線Continuumができる。
  • トリニティ NuAns Neo
  • VAIO Phone Biz
  • マウスコンピューター MADOSMA Q601
Snapdragon 410。
MADOSMA Q501が打ち立てた宇宙の基準。
  • ヤマダ電機 EveryPhone
  • マウスコンピューター MADOSMA Q501A
Snapdragon 210。
安い。
  • ドスパラ DG-W10M
  • freetel KATANA01
  • freetel KATANA02
  • geanee WPJ40-10

あと、現時点では日本発売は予定されていないとのことですが、ちょっと毛色の違う現場用Windows 10 IoT MobileのPanasonic Toughpad FZ-F1も発表になってます。

つまり、選択肢とかいうやつですよ。「シトラスのIS12T」か「マゼンタのIS12T」か「ブラックのIS12T」の選択じゃないんですよ。複数機種があるんですよ。いや、もう感無量です。

そういえば、スマホで鮮やかなカラーバリエーションが出だしたのはIS12T以降じゃないかな。それまではせいぜい群青色みたいなブルーぐらいだったような。

さらに上のようなCPUベースでの分類軸だけでなく、 NuAns NEOみたいにデザイン性みたいな別の観点を押し出してるものもあります。ツートンカラーにだってできんねんで。昔の山陽電車みたいやろ。いや、むしろツートンカラーの電車では昔の京阪(特急じゃないやつ)が好きなんやけど、襲の色目みたいで。神戸市営地下鉄も似た色やけど、なんかちょっと違う。 NuAns NEOのカバーは3Dデータが公開されているので、作ろうと思えば京阪モデルを作れるわけですね。

それはともかく、市場の割に機種が出すぎている感があって心配にもなってくるのですが、なんとか持続可能になるくらいには居場所を確保してほしいです。当面使い続けたいし。

私もContinuum使ってみたいし、買い支えたいところですが、最近WinタブをSurface 3に買い換えたところだしなあ。 Windows 10 MobileにアップデートしたMADOSMA Q501で日常まったく不満が無いし。何か一山あてたら、全機種買いたいと思います。

あと、アプリ側も何か作れればいいなあ。何か周りでUWA(※) UWP化した方が良さそうなやつないかな。

※ typoを修正。(2016/04/07 22:16)

2016年1月13日 (水)

MADOSMAをWindows 10 Mobileをアップデートしてよかったという話

1月11日のエントリに書いたように、昨年末にMADOSMA Q501を自力でWindows 10 Mobileにアップデートしました。その使用感など。

まず、MADOSMAの良い点

Windows 10 Mobileの話の前に、MADOSMAの良い点を。 (本当は、去年の6月に買った際にエントリを書くつもりだったんだけど...)

  • 軽い。

    持った時にずしっと重い質感の機体とかありますが、それと正反対です。持つとあっけらかんと軽い感じがします。薄いし。

  • サクサク動く。

    スペック的にはミッドレンジ機ですが、サクサク動きます。「RAM 1Gは少ないんじゃない?」という声がありましたが、まったく問題ありませんでした。まあ、Windows Phoneだからね。

  • バッテリーが持つ。

    私の使い方だと、1日終わってバッテリー残量70%ぐらい。テザリングを2,3時間使っても一日のうちに再充電が必要だったことは今までありません。

  • 仕上がっている。

    手に持った感じもいいし、ソフトウェアも最初から安定してます(IS12TとかX01Tとか最初しんどかったなあ)。上記サクサク感やバッテリー持ちも合わせて、OSのできに加えてファームウェアも含む端末全体をしっかり仕上げているんだなあ、と感じました。

  • 製品担当の方がtwitterにいる。

    マウスコンピューターの製品担当の方(@hirai_takehiro)がtwitterでつぶやいていて、ファームウェアの更新の準備してたりする様子がわかります。これ、すごく有り難いです。自力アップデートができるようになったのを知ったのも、twitter経由でした。三大キャリアの端末じゃあこういうのは無理だろうなあ。ところで、この方、de:code 2015で展示会場にMADOSMA運んできてた人かな?

  • Windows 10 Mobileへのアップデートもちゃんと面倒を見てくれた。

    Windows 10 Mobileへのアップデートもマウスコンピューターがきちんといい仕上がりで実現してくれました。

正直、買う前は日本でLumiaとか有名どころが出るまでのつなぎかなと思っていましたが、 もう完全になじんでしまって、実用上は当面買い替える必要を感じていません。 ついでに言えば、SIMフリー端末とMVNOの組み合わせが快適なので、三大キャリアにまったく興味がなくなってしまった。

で、Windows 10 Mobileにアップデートしてよかった点

こちらはMADOSMAというより、Windows 10 Mobileの良い点。

  • Windows Phone 8.1の問題が解決している。
    • 地図がちゃんとしている。

      日本の地図がちゃんと出るようになりました。8.1の頃からMADOSMAはMapFanをプリインストールしてくれてましたけど、標準の地図がまともになるのにこしたことはありません。

    • いわゆる中華フォント問題がほぼ解決。

      8.1の頃は多くのアプリで漢字が中国向け字体で表示されていましたけど、それが解消しました。

      ただ、私が常用しているアプリの中ではtwitter公式クライアントだけ一部違和感が残っている気がするんだけど、気のせいかな。時間ができたらまじめに見てみるかな。

  • アプリの細部が色々改良されている。

    「設定」はWindows 10と同じスタイルになったし、「ストア」のメニューも使いやすくなったし(8.1の頃のをはっきり覚えていないけど)、「天気予報」は情報量が増えました。日の出時間とか必要かいな、とか思っていたら、数日後に初日の出を見る際に重宝した。

  • テザリングが便利。

    これは8.1時代からの機能だけど、Windows(PCやタブレット)からテザリングでつなぐのが楽。BluetoothでMADOSMAとWindowsをペアリングし、適切に設定してやると、MADOSMAを触らなくてもWindows側から簡単にテザリングをオンオフできます。

  • タイルUIにいろいろ情報が出る。

    これも以前からの機能ですけど、私はタイルUIが好きなんですよ。少なくともスマホでは。

サクサク感やバッテリーの持ちはそのままで、全体的にいろいろ改良されました。

逆にWindows 10 Mobileになって悪くなった点は、

  • 標準のアプリで無くなったものがある

    8.1の頃は、バッテリー残量と携帯データ使用量をタイルに出していたんだけど、そのアプリが見当たらない。まあ、サードパーティアプリに似た機能があるものがあるだろうけど、せっかく標準アプリでできていたのになあ、と。

このちょっとした問題以外は不満なく、アップデートした翌日にはアップデートしたことを忘れるくらい普通になじんでました。ここ数年のWindows Phoneの状況を思うと、自分の端末が普通に使えて普通になじんでいるのが感無量です。

2016年1月11日 (月)

MADOSMA Q501をWindows 10 Mobileにアップデートした話

去年の年末、MADOSMA Q501をWindows 10 Mobileに自力でアップデートしました。その記録を書いておこうと思います。途中の写真を撮っていなかったため、画像はほとんどありません。

前提

MADOSMA Q501は、2015年6月にマウスコンピューターから発売されたスマートフォンです。発売時に搭載されていたOSはWindows Phone 8.1ですが、11月末にリリースされたWindows 10 Mobileにも対応しています。実際、同じハードウェアでOSをWindows 10 Mobileにした機種(MADOSMA Q501A)が2015年12月に発売されています。

そのMADOSMA Q501のOSをWindows Phone 8.1からWindows 10 Mobileにアップグレードするには、2016年1月10日現在、以下の三つの方法があります。

  1. OTA(Over The Air)アップデートを待つ。

    近日中に「電話の更新」経由で、各MADOSMA Q501にWindows 10 Mobileが配信されるはずです。当初、2015年12月中に配信される予定でしたが、Microsoft側の都合で2016年1月に延期されているようです。詳細はマウスコンピューターのサイトのサポート情報から、「[ MADOSMA ] MADOSMA Windows 10 Mobile OTA 延期 ご案内」を参照してください。

  2. 「MADOSMA Windows 10 Mobile アップグレードサービス」(有償)を利用する。

    MADOSMA Q501をマウスコンピューターのダイレクトショップに持ち込むか、サービスセンターに送ることで、Windows 10 Mobileにアップデートしてもらうことができます。詳細はマウスコンピューターのサイトから、「MADOSMA 追加サポート」の「MADOSMA Windows 10 Mobile アップグレードサービス」を参照してください。

  3. 自力でWindows 10 Mobileにアップデートする

    MADOSMA Q501を自力でWindows 10 Mobileにアップデートするための手順とデータがマウスコンピューターから公開されています。今回やってみたのはこの方法です。

マウスコンピューターの推奨はOTAとのことです。 OTAだと既存のデータやアプリケーションがアップデート後もそのまま引き継がれますが、他の方法では端末が初期化されてしまうようです。ほかの方法はOTAを待ちきれない人向けですね。ただ、この選択肢が用意されていることはとても有り難いです。三大キャリアの端末とか、こんなサポートしてくれそうもないし。

もちろん、Windows Phone 8.1のまま使い続けることもアリです。

手順

手順書の説明が十分なものだったので、そのまんまでした。

手順書は以下のようにして見ることができます。

  1. マウスコンピューターのサイトから「サポート情報」「各種ダウンロード」を開く。
  2. 「ドライバのダウンロード」の部分で「シリアル No.」に端末のIMEI番号を記入して「検索」を押す。 IMEI番号がわからない場合は、FAQの19644番「[MADOSMA]シリアルコード「IMEI 番号」の記載箇所(Windows Phone 8.1)」を。
  3. この機種向けの情報が検索されます。このうち、「[MADOSMA] MADOSMA Windows 10 Mobile イメージ 2.0.0.3 ご案内」が手順書になります。

手順のおおざっぱな流れは、

  1. PC(Windows 10推奨)上に環境を整え、MADOSMAに書き込むイメージを準備する。
  2. MADOSMAをリカバリモードにして、USBでPCとつなぐ。
  3. PC上のツールからイメージをMADOSMAに書き込む。

となります。3.が一番大事なところでしょうが、ツールが自動的にやってくれるため、あまり面倒はありません。所要時間は、Windows 10 PCがあれば1時間くらいでしょうか。環境を用意するところに時間がかかります。イメージの書き込み自体は数分です。

結果

ぱっと見た目、デフォルトのタイルの色がWindows Phone 8.1では単純でしたが、 Windows 10 Mobileでは渋くなっています。

左がWindows Phone 8.1、右がWindows 10 Mobile。

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使い勝手に関しては次回書きます(たぶん)。